「生息」と「棲息」の違いとは?分かりやすく解釈

「生息」と「棲息」の違いとは?違い

この記事では、「生息」「棲息」の違いを分かりやすく説明していきます。

「生息(せいそく)」とは?

「生息」には以下の意味が含まれています。

「主に動物について、ある場所に住むこと」
「生活すること」
「生息」の類義語には「生存(せいぞん)」「存命(ぞんめい)」「在世(ざいせい)」「存生(ぞんじょう)」「生きる」「存(そん)する」などがあります。


「生息」の使い方

「生息」は名詞としてや、動詞として「生息する」などのように使われています。


「棲息(せいそく)」とは?

「棲息」は先述した「生息」の表記違いの言葉であり、同じく「主に動物について、ある場所に住むこと」「生活すること」という意味を表します。

「棲息」の使い方

「棲息」は名詞としてや、動詞として「棲息する」などのように使われています。

「生息」と「棲息」の違い

「生息」「棲息」は表記違いの言葉であり、指し示す意味はどちらも同じになります。

「生」という漢字には「うまれる」「いのち」のほか、「いきる」など多くの意味が含まれています。

一方、「棲」「すむ」「すみか」「巣」「ねぐら」などの意味が含まれる漢字です。

「生息」の例文

・『この動物は主に熱帯地域に生息している』
・『この魚はもともとこの川に多く生息していたが、今では数が激減している』
・『生息場所が一部の地域に限られる植物を購入した』

「棲息」の例文

・『人が多く住む都会に棲息していることがこの動物の特徴である』
・『この湿地帯は珍しい両生類の棲息地域として有名である』
・『ここは人が棲息するには非常に気候条件の厳しい地域である』

まとめ

「生息」「主に動物について、ある場所に住むこと」「生活すること」という意味を含める言葉です。

そして、「棲息」「生息」の表記違いの言葉であり、含める意味は全く同じということでした。

違い
違い比較辞典