これといって特に決まりのないさまざまな物を指す言葉として「小物」と「雑貨」という表現があります。
この2つはどのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「小物」と「雑貨」の違いを解説します。
「小物」とは?
「小物」とは、「小さくて細々としたもの」を指す言葉です。
「小物」の使い方
他の道具の付属品やメインにならない品物など小さくて細々とした雑多な物の総称です。
サイズが小さいことも重要ですが道具としての重要性がそれほど高くなく他のものが中心で脇役に回るような品物を「小物」と表現します。
あまり目立たず優先度は低くなりますが中にはそれがないと困るような大切なものも含まれます。
例えば和装における足袋や草履、帯留めは着物や帯などメインになるものと比べるとあまり目立たず細々としているので「小物」と一括りにされますが、それがないと非常に困ったことになる重要な道具です。
「雑貨」とは?
「雑貨」とは、「雑多な日用品」を指す言葉です。
「雑貨」の使い方
本来は「雑多な貨物」を意味する言葉で用途やジャンルが絞られていない貨物の総称として使われていましたが、現在は身の回りにある品物のうちはっきりとした目的で分類されない雑多な日用品の総称として使われています。
どこまでの範囲を「雑貨」に含めるかは人によって感覚が異なります。
「小物」と「雑貨」の違い
「小物」と「雑貨」の違いは「サイズ」です。
メインとなる大きいものに比べて明らかに小さいものが「小物」、大きさとは関係なく雑多な物の総称が「雑貨」という違いで区別されます。
「小物」はメインとなるものに対する付属品という意味もあるりますが、「雑貨」は単体でも成立するという違いもあります。
「小物」の例文
・『小物をそろえる』
・『センスのいい小物を集めた店』
「雑貨」の例文
・『雑貨屋で買い物する』
・『生活雑貨を買い付ける』
まとめ
「小物」と「雑貨」は似ているようで意味が異なる言葉です。
基本的には大きさを基準に区別するので正しく使い分けてください。