この記事では、「正論」と「揚げ足取り」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「正論」とは?
道理をわきまえた話することを「正論」【せいろん】といいます。
正しいと思う結論を伝えられるところが人々を説得させるのです。
使い方としては、「正論」ばかり言っていても受け入れられないというように、反対に周囲を怒らせてしまいます。
また、真面目に正しい話ばかりしていると面倒くさい人と思われるので、受け入れられるような「正論の話し方」する必要性があるのです。
「揚げ足取り」とは?
相手が知られたくないところをあえて狙ってからかうことを「揚げ足取り」【あげあしとり】といいます。
どうも気に食わないと思う人に対して恥をかかせてやろうと思うとき、間違ったところを穿り返し、大勢いる前で非難するのです。
元々は技を掛けるとき、相手の足を取り、派手に床へ倒して打ち負かすといった意味からきています。
「正論」と「揚げ足取り」の違い
ここでは「正論」と「揚げ足取り」の違いを、分かりやすく解説します。
道理に合う意見がいかに正しいものか論じて伝えることを「正論」といいます。
筋が通っていて、相手に受け入れられる意見を述べるというのです。
「正論を振りかざす」というように、正しい論はときに凶器にもなるといった意味で使われています。
もう一方の「揚げ足取り」は人の間違いをいじっては貶したり、失敗したことを批判するわけです。
仕事での失敗をなじったり、分からないことをからかって批判するという意味で使われています。
「正論」の例文
・『正論を投げかけたとしても、快く受け入れない人達はいる』
・『正論を簡単に吐く者に限って、現実に目を向けようとはしない』
「揚げ足取り」の例文
・『部下の揚げ足取りする上司の行為が許せない』
・『面白がって後輩の揚げ足取りするために企む先輩たちが痛い』
まとめ
言葉をそのまま読むだけでなく、少し捻って使う場合もあります。
意味を学び、どう使えばいいか調べて使い分けてみましょう。