この記事では、「生育」と「育成」の違いを分かりやすく説明していきます。
「生育」とは?
「生育」は「せいいく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「植物を大きくすること、または大きくなること」という意味です。
2つ目は「生き物がこの世にうまれて大きくなること、またはうんで世話すること」という意味です。
「生育」の言葉の使い方
「生育」は名詞として「生育する・した」「生育させる」などと使われます。
「生」は「い(きる)」とも読み「草木が芽を出す」「命がうまれる」「命を持つ」という意味、「育」は「そだ(てる)」とも読み「やしなう」「はぐくむ」という意味、「生育」で「草木が芽を出して大きくなること」「命をはぐくむこと」になります。
「育成」とは?
「育成」は「いくせい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「人の能力を見込んで、面倒を見て立派に仕立てること」です。
素質がある、磨けば光ると目を付けて、教育を受けさせたり世話したりして、能力を発揮できる様に導くことを表します。
「育成」の言葉の使い方
「育成」は名詞として「育成する・した」「育成ゲーム」などと使われます。
「育」は「やしなう」「はぐくむ」という意味、「成」は「な(る)」とも読み「やり遂げる」「作り上げる」「一人前になる」という意味、「育成」で「一人前になる様にやしなうこと」になります。
「生育」と「育成」の違い
「生育」は「草木が芽を出して大きくなること」「命をはぐくむこと」です。
「育成」は「一人前になる様にやしなうこと」です。
「生育」の例文
「生育」の例文は以下の通りです。
・『今年は稲の生育が良くない』
・『庭に苗木を受けて生育する』
・『水草は生育が早い』
「育成」の例文
「育成」の例文は以下の通りです。
・『管理職は部下の育成も職務のうちである』
・『地場産業が後継者の育成に力を入れる』
・『海外研修により技術者を育成する』
まとめ
今回は「生育」と「育成」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。