この記事では、「放任」と「自由」の違いを分かりやすく説明していきます。
「放任」とは?
「放任」は「ほうにん」と読みます。
意味は「干渉しないで本人のしたい様にさせること」です。
いちいち見張って指図したりせず、好きな様に行動させることを表します。
「放任」の言葉の使い方
「放任」は名詞として「放任する・した」「放任主義」などと使われます。
「放」は「はな(す)」とも読み「外に向けて出す」「束縛を解いて自由にする」「思うままにする」という意味、「任」は「まか(せる)」とも読み「ある役目に当てる」「やりたい様にさせる」という意味、「放任」で「束縛せずやりたい様にさせること」になります。
「自由」とは?
「自由」は「じゆう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「自分の意のままに振る舞えること」という意味です。
2つ目は「人の事を考えず勝手気ままな様子」という意味です。
3つ目は「法律の範囲内で許容される本人の意思による行動」という意味です。
「自由」の言葉の使い方
「自由」は名詞・形容動詞として「自由だ・である」「自由に過ごす」「自由な時間」「自由行動」などと使われます。
「自」は「みずか(ら)」とも読み「おのずから」「一人で」という意味、「由」は「ある事柄の生じた言われ」「それに基づくこと」という意味、「自由」で「本人の意思に基づく行動」になります。
「放任」と「自由」の違い
「放任」は「束縛せずやりたい様にさせること」です。
「自由」は「本人の意思に基づく行動」です。
「放任」の例文
「放任」の例文は以下の通りです。
・『保護者が子供を放任する』
・『上司は放任主義だがいざという時に守ってくれる』
・『彼等は放任しても間違いはしない』
「自由」の例文
「自由」の例文は以下の通りです。
・『独り暮らしは自由気ままだ』
・『恋人からの束縛から逃れて自由になる』
・『彼はドローンを自由自在に操れる』
まとめ
今回は「放任」と「自由」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
