この記事では、「正面」と「真正面」の違いを分かりやすく説明していきます。
「正面(しょうめん/まとも)」とは?
「正面」には2つの読み方があり、「正面(しょうめん)」と読む場合には以下の意味を指し示します。
・「物の前の面」や「建築物などの表の側」
・「正しく向き合っている方向」や「まっすぐ前」
・「物事にまともに対すること」や「避けることをせず、直接立ち向かうこと」
など。
「正面(しょうめん)」の類義語には、同じく「物の前の前」という意味を含める「表(おもて)」や「表面(ひょうめん)」、「前面(ぜんめん)」。
同じく「正しく向き合っている方向」という意味を含める「真向い(まむかい)」や「真っ向」(まっこう)」、「目前(もくぜん)」や「目先(めさき)」、「手前(てまえ)」や「前方(ぜんぽう)」、そして、後述する「真正面(ましょうめん)」などがあります。
そして、「正面(まとも)」と読む場合には以下の意味を指し示します。
・「正しく向かい合うこと」や「真っ直ぐ向かい合うこと」
・「策略や駆け引きを持ち込まないことやそのさま」
・「真面目であること」や「正当であること」
「正面(まとも)」の類義語には、同じく「正しく向かい合うこと」という意味を含める「前方(ぜんぽう)」や「真っ向(まっこう)」。
そして、同じく「真面目であること」という意味を含める「正当(せいとう)」や「適切(てきせつ)」、「正(ただ)しい」や「フェア」などがあります。
「真正面(ましょうめん)」とは?
「真正面」には以下の意味が含まれています。
・「真っ直ぐ正面の方向」や「真っ直ぐ正面を向いていること」
・「物事に対して、まともに向かい合うこと」
「真正面」の類義語には、先述した「正面(しょうめん)」や「真向い(まむかい)」などがあります。
「正面」と「真正面」の違い
「正面」と「真正面」の違いを分かりやすく解説します。
「正面」と「真正面」はどちらも「真っ直ぐ向かい合うこと」という意味を含める言葉であり、2語は類義語の関係に当たると言えます。
また、「正面」の「真っ直ぐ向かい合うこと」という意味をより強調した言葉が「真正面」であるとも解釈ができます。
まとめ
「正面」には2つの読み方があり、「正面(しょうめん)」と読む場合には「物の前の面」や「建築物などの表の側」、「正しく向き合っている方向」や「まっすぐ前」などの意味を表します。
そして、「正面(まとも)」と読む場合には「正しく向かい合うこと」や「真っ直ぐ向かい合うこと」、「真面目であること」などの意味を表します。
そして、「真正面」は「真っ直ぐ正面の方向」や「物事に対して、まともに向かい合うこと」などの意味を表す言葉でした。