この記事では、「ローファー」と「モカシン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ローファー」とは?
「ローファー」とは靴紐のない革靴です。
一般的に革靴は着脱する時には靴紐を緩め、足を入れてから紐を締めて履きますが、ローファーは靴紐がなくても問題なく履けるようになっています。
そのためわざわざ紐を緩めたり結んだりする手間がかからないため、怠け者という意味の言葉が名前としてつけられました。
紐で締め付けられないので革の柔軟性を活かしつつ、あえて小さめのサイズを選び厚手の靴下を緩衝材にしながら履くなどの工夫でフィット感を出します。
「モカシン」とは?
「モカシン」とは側部と底部が1枚の革でできており、上部がU字に縫い合わされている革靴を指します。
ローファーなどのようにいわゆるスリッポン形式で靴紐を緩めたり結んだりしなくても履けますが、モカシンには靴紐が付いておりそれを結ぶことによって足にフィットさせられるも特徴です。
元々は1枚の革で足を包むような構造の靴を指す言葉でした。
現在モカシンと呼ばれる靴は1枚で側部と底部が作られていますが、そこにU字に縫い合わせる上部を合わせて2枚の革で作られています。
「ローファー」と「モカシン」の違い
「ローファー」と「モカシン」の違いを、分かりやすく解説します。
靴紐のない革靴が「ローファー」で、上部がU字に縫い合わされている革靴が「モカシン」です。
「ローファー」には靴を締め付け足にフィットさせる構造がありませんが、「モカシン」は靴紐やベルトなどで足にフィットさせられるようになっています。
まとめ
「ローファー」も上部をU字に縫い合わせている物が多いので「モカシン」との違いがわからないという人もいますが、靴紐などの靴を締め付け足にフィットさせられるかどうかが両者を区別するラインと言えるでしょう。
靴紐がなければ「ローファー」で靴紐があるなら「モカシン」と覚えておけば問題ありません。