この記事では、「生姜」と「新生姜」の違いを分かりやすく説明していきます。
「生姜」とは?
「生姜(ショウガ)」とは、ショウガ科ショウガ属に分類されている多年草の植物のことを言います。
「生姜」はアジアの熱帯地方が原産とも言われ、日本へは2〜3世紀頃に、中国より渡来しました。
「生姜」は『古事記』、『魏志倭人伝』にも登場しています。
「生姜」の草丈は50㎝〜70㎝程度で、夏から秋にかけて、黄色い花が咲きます。
暑さには強いですが、寒さには弱く、日本での開花は稀です。
「生姜」の葉は互生の単葉で、線形をしています。
また、緑色で、縁は全縁です。
そして、「生姜」の地下茎は淡い黄色をしています。
地下茎は香辛料や薬用などに用いられています。
「新生姜」とは?
「新生姜」とは、ショウガ科ショウガ属に属している多年草の「生姜」のうち、初夏に収穫し、すぐに出荷されるものを言います。
色は白っぽく、付け根が赤くなっています。
食感はやわらかで、辛みは少ないのが特徴です。
「生姜」と「新生姜」の違い
「生姜」と「新生姜」の違いを、分かりやすく解説します。
「生姜」には、「根生姜」、「新生姜」、「葉生姜」があります。
それぞれ収穫時期や方法などが異なりますが、いずれも同じ「生姜」を指しています。
一年中出回っている「生姜」は「根生姜(ネショウガ)」で、旬である秋に収穫され、貯蔵してから一年中、出荷されています。
一方、「新生姜」は初夏に収穫して、すぐに出荷します。
「生姜」と「新生姜」にはこのような違いが見られます。
まとめ
「生姜」の別称には、「ハジカミ」があります。
また、「生姜」の英語表記は「Ginger」、「Common ginger」、「Canton ginger」などがあります。
今回は「生姜」と「新生姜」の意味や違いなどについて述べてきました。
「生姜」と「新生姜」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。