「レファレンダム」と「イニシアティブ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「レファレンダム」と「イニシアティブ」の違いとは?違い

この記事では、「レファレンダム」「イニシアティブ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「レファレンダム」とは?

レファレンダムとは、政治上の重要な問題について国民投票や住民投票を行う制度のことをいいます。

憲法改正や法律の制定など、重要な政治的決定について行うものです。

レファレンダムは、英語のreferendumをそのまま日本語読みした言葉になります。

レファレンダムの代表的な例を挙げると、イギリスで実施されたEU離脱についての国民投票です。

国民投票の結果、イギリスはEUから離脱することになりました。


「イニシアティブ」とは?

イニシアティブとは直接民主制の1つの形態で、国民や住民に議案の提出権を認める制度のことをいいます。

国民発案や住民発案、直接発案などと呼ばれることもあります。

憲法改正や法律の制定に関する提案を国民や住民が行うもので、法文成案や法案要綱を請求した時には国民投票によって採否を決定します。

イニシアティブは英語のinitiativeをそのまま日本語読みした言葉で、initiativeは「率先、先導、主導権」といった意味を持つ言葉です。

イニシアティブはスイスやアメリカなどにある制度で、日本では国政には導入されていません。

ただし、地方自治法による条例改廃請求制度はイニシアティブの一種と考えられます。


「レファレンダム」と「イニシアティブ」の違い

レファレンダムは政治上の重要な問題について住民投票や国民投票を行う制度で、イニシアティブは国民や住民が発案することを認める制度をいいます。

イニシアティブによって法案が提出された際には、レファレンダムにより国民投票や住民投票が行われる場合と議会の審議に委ねられる場合があります。

まとめ

レファレンダムは政治上重要な問題について国民投票や住民投票を行うことをいいます。

それに対してイニシアティブは、国民や住民の発案を認める制度をいいます。

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