「柔よく剛を制す」と「柳に雪折れなし」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「柔よく剛を制す」と「柳に雪折れなし」の違いとは?違い

この記事では、「柔よく剛を制す」「柳に雪折れなし」の違いを分かりやすく説明していきます。

「柔よく剛を制す」とは?

「柔よく剛を制す」とは、柔らかいものは、硬くて強いものの鋭い矛先を巧みにそらして勝つことができることを意味することわざです。

このことわざは、中国が由来になります。

この意味から転じて、柔らかく弱いものが、非常に強いものに勝つことを意味する言葉として用いられています。

例えば、体の小さな子どもが自分より大きな体格の子どもを投げ飛ばしたとき、そんな時が「柔よく剛を制す」になります。


「柳に雪折れなし」とは?

「柳に雪折れなし」とは、柳の枝はよくしなるため、雪が積もっても雪の重みで折れることがないことを意味することわざです。

このことわざは、日本が由来となります。

この意味が転じて、柔らかいものは堅いものよりかえってよく持ちこたえることを意味する言葉として用いられています。

例えば、しなやかで世渡り上手な人のことを「柳に雪折れなし」と言います。


「柔よく剛を制す」と「柳に雪折れなし」の違い

「柔よく剛を制す」「柳に雪折れなし」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも、柔らかいものは堅いものより強いといった意味を持つことわざです。

似たような意味を持つ言葉ですが、例えている題材の違い。

また、中国が由来なのか。

日本が由来なのかといった違いがあります。

「柔よく剛を制す」の例文

・『対格差があっても柔よく剛を制すを信じ立ち向かうよう息子に伝えました』
・『体格の差や身分の差などで決めつけてはいけません、柔よく剛を制すを信じることも大切です』

「柳に雪折れなし」の例文

・『柳に雪折れなしといった言葉がピッタリの彼女の周りには、いつも大勢の友達がいます』
・『柳に雪折れなしと言える彼がリーダーになって良かったです』

まとめ

以上、似たような意味を持つ2つのことわざになります。

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