この記事では、「物忘れ」と「忘れ物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「物忘れ」とは?
「物忘れ」は「ものわすれ」と読みます。
意味は「あるものごとが思い出せないこと」です。
記憶が呼び戻せない症状で、老化によるものや、認知症によるものなどがあります。
「物忘れ」の言葉の使い方
「物忘れ」は名詞として「物忘れする・した」「物忘れが激しい」などと使われます。
「物を忘れる」を略した言葉で、「物」は「有形・無形で存在しているすべてのもの」という意味、「忘れ」は動詞「忘れる」の連用形が名詞化した言葉で「覚えていたことが思い出せなくなる」という意味、「物忘れ」で「覚えていたものごとを思い出せなくなること」になります。
因みに、疲労や集中力がなくて一時的に思い出せないことは「度忘れ(どわすれ)」と言います。
「忘れ物」とは?
「忘れ物」は「わすれもの」と読みます。
意味は「うっかりして物を置いたままにしてくることや、その物」です。
「忘れ物」の言葉の使い方
「忘れ物」は名詞として「忘れ物をする・した」「忘れ物が多い」などと使われます。
「忘れた物」を略した言葉で、「忘れ」は動詞「忘れる」の連用形で「覚えていたことが思い出せなくなる」という意味、「物」は「有形・無形で存在しているすべてのもの」という意味、「忘れ物」で「思い出せなくなり置いたままにするもの」になります。
「物忘れ」と「忘れ物」の違い
「物忘れ」は「覚えていたものごとを思い出せなくなること」です。
「忘れ物」は「思い出せなくなり置いたままにするもの」です。
「物忘れ」の例文
「物忘れ」の例文は以下の通りです。
・『祖父は最近物忘れが多い』
・『物忘れ防止のためにメモを貼り付けておく』
「忘れ物」の例文
「忘れ物」の例文は以下の通りです。
・『雨の日は傘の忘れ物が多い』
・『出発前に忘れ物がないか確認する』
まとめ
今回は「物忘れ」と「忘れ物」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。