「執筆者」と「編著者」の違いとは?分かりやすく解釈

「執筆者」と「編著者」の違いとは?違い

この記事では、「執筆者」「編著者」の違いを分かりやすく説明していきます。

「執筆者」とは?

「執筆者」とはその本に書かれている文章を実際に書いた人です。

複数人が作品や論文を持ち寄って一冊の本を作る場合などにそれぞれの文章を書いた人の名前が「執筆者」として表記されます。

そういった本を作る場合どういった作品を集めた本にするか、どういった人たちを集めるかなどを企画し音頭を取る編者という人もいますが、「執筆者」として名前が挙げられている人の中にはそういった編集を担当する編者はいません。


「編著者」とは?

「編著者」とはその本や論文集を作るにあたってまとめ役として企画編集した編者とそれぞれの作品や論文を書いた「執筆者」をあわせて呼ぶ言葉です。

何人かが分担して作った本や論文集における製作者達と言い換えることもできるでしょう。

その場合は編者と著者で分かれて名前が挙げられているはずです。

またそういった本の中には「執筆者」が編者も兼ねている場合もありますが、その場合は作品や論文を執筆しただけの人が「執筆者」として挙げられ、作品や論文の執筆と編者の役目を両方行った人が「編著者」として名前を挙げられます。


「執筆者」と「編著者」の違い

「執筆者」「編著者」の違いを、分かりやすく解説します。

複数人で分担して作った本の作品や論文を書いた人が「執筆者」で、作品や論文を書いた人とそれらの文章をまとめて本にする編者をあわせて指す言葉が「編著者」です。

また編者の役目も務めた「執筆者」がいる場合は、両方を兼任した人という意味で「編著者」という言葉が使われます。

まとめ

並べて書かれていた場合「執筆者」はいずれかの作品や論文を書いた人であり、「編著者」はそれらの文章も書いたし本にまとめる作業もした人という意味です。

ただし編者と「執筆者」が完全に分担されていても両者を指す呼称として「編著者」と呼ぶこともあるので、「編著者」は使い方や使われ方に注意が必要でしょう。

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