この記事では、「執着心」と「依存心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「執着心」とは?
「執着心」は「しゅうちゃくしん」と読みます。
「執着心」は、「ひとつのことに心を囚われてしまい、そこから離れられないこと」という意味があります。
例えば、お金のことばかり考えてしまい、そこから気持ちが離れなくなる場合、「お金に執着心を持つ人」と言い表すことができます。
また、元彼や元カノのことがいつまでたっても忘れられず、新しい恋愛をスタートできない場合、「以前の恋人に対する執着心が消えない」などという文章にできるのではないでしょうか。
「依存心」とは?
「依存心」は「いぞんしん」と読みます。
「依存心」は、「誰かに頼って存在したり、生活したりする心の持ちよう」という意味があります。
自分1人で存在し、生活することができず、身近な人に頼りがちな人は、「依存心」を持っていると言えます。
例えば、両親の稼ぎに期待をして、働きに出ないニートの様子は、「両親に対する依存心が強すぎる」と言えるのではないでしょうか。
「執着心」と「依存心」の違い
「執着心」と「依存心」の違いを、分かりやすく解説します。
「執着心」は、「ひとつのことに心を囚われてしまい、離れられないこと」を意味し、「依存心」は「誰かに頼って存在したり、生活したりする心の持ちよう」を意味します。
どちらも、誰かや何かにこだわるという共通点があります。
ただし、「執着心」は「何かに対するこだわりがとても強い」ことを意味するのに対して、「依存心」は、「何かに頼らないと存在できない状態」を意味するという違いがあります。
「執着心」を持つ人は、対象とする人や物がなくても、生きていけるのに対して、「依存心」を持つ人は、対象とする人や物がないと、生きていけないような状況にあるのではないでしょうか。
まとめ
「執着心」と「依存心」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがあることが分かりました。
意味の違いを知ることで混同せずに使い分けることができそうです。