この記事では、「お過ごし下さい」と「お過ごしになって下さい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お過ごし下さい」とは?
「お過ごし下さい」の「過ごす」には、何かをして時間を費やす、月日を送る、そのままの状態にしておく、といった意味があります。
つまり、「お過ごし下さい」とは、相手に対し何かをして時間を費やしてください、月日を送ってください、といった意味になります。
一般的に現状を維持してくださいといった意味で相手に対し「お過ごし下さい」を使用します。
例えば、休む場所へと案内した際には「こちらでお過ごし下さい」と相手に伝えます。
「お過ごしになって下さい」とは?
「お過ごしになって下さい」の何かをして時間を費やす、月日を送る、そのままの状態にしておく、といった意味があります。
つまり、「お過ごしになって下さい」とは、相手に対し何かをして時間を費やしてください、月日を送ってください、といった意味になります。
一般的に現状を維持してくださいといった意味で相手に対し「お過ごしになって下さい」を使用します。
「お過ごし下さい」と「お過ごしになって下さい」の違い
「お過ごし下さい」と「お過ごしになって下さい」の違いを、分かりやすく解説します。
「お過ごし下さい」と「お過ごしになって下さい」は、どちらも相手に対し過ごしてほしいという気持ちを伝える敬語表現です。
そのうえで、「お過ごし下さい」は「お過ごしになって下さい」を省略した言葉となり、そのことから、2つの表現方法を比較した場合、省略していない「お過ごしになって下さい」の方が敬意の度合いが高いといった違いがあります。
「お過ごし下さい」の例文
・『こちらで、しばらくお過ごし下さい』
・『お休みの間は、ゆっくりとご自宅にてお過ごし下さい』
「お過ごしになって下さい」の例文
・『別荘では、ゆっくりとお過ごしになって下さい』
・『療養中は、ご無理なさらずゆっくりとお過ごしになって下さい』
まとめ
以上のように同じ意味でも敬意の度合いに違いのある2つの表現方法になります。