「置きっぱなし」と「放置」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「置きっぱなし」と「放置」の違いとは?違い

この記事では、「置きっぱなし」「放置」の違いを分かりやすく説明していきます。

「置きっぱなし」とは?

「置きっぱなし」とは、「長い間ずっと同じ場所からあるものを動かさない」さまや「ある場所に置いてあるものがしばらく誰からも気にされることがない」様子などを示す言葉です。

「置いたままになっている」または「置いてあることを忘れている」などという意味合いで用いられており、「置き去り」ないし「ほったらかし」などという語句と同じようなニュアンスで使用されています。


「放置」とは?

「放置」とは、「長い間触らずにそのままにしておく」さまや「所かまわず置いた状態のままにしておく」様子などを示す言葉です。

「他人から受けた依頼などを対応せずにいつまでも置いておく」あるいは「打つべき策を講じない」などという意味合いで使われている語句で、「置いてけぼり」もしくは「見捨てる」などというニュアンスで用いられています。


「置きっぱなし」と「放置」の違い

「置きっぱなし」「放置」は、どちらも「そのままの状態にしておく」などという意味合いで使われている言葉です。

しかしながら先述のとおり「放置」「相手からのお願いに対して回答せずに放っておく」などというニュアンスを含んでいるのに対し、「置きっぱなし」はそのようなニュアンスは薄めであり、どちらかというと物理的なものを置いたままにしておくなどという意味合いで用いられているという違いがあります。

「置きっぱなし」の例文

・『火が付いたままのタバコを灰皿に置きっぱなしにするのは止めましょう』
・『隣の部屋に置きっぱなしのスーツケースを早く片付けてください』

「放置」の例文

・『真夏の日中に子どもを車の中に放置しないようにしてください』
・『受け取ったメールをいつまでも放置していないで早く返信メールを送りましょう』

まとめ

「置きっぱなし」「放置」は、いずれも「置いたままにしておく」などという意味合いで使われている言葉です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら場面や状況などに応じて上手に使い分けるようにしましょう。

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