この記事では、「ハーモニカ」と「ブルースハープ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ハーモニカ」とは?
ハーモニカとは、口に加えて吹奏するリード楽器の1つです。
息を吸ったり、吐いたりすることで、内部の金属製リードが振動して音が出る仕組みになっています。
マウスハープやマウスオルガンと呼ばれることもあります。
コンパクトで持ち運びにも便利な楽器で、ポピュラー音楽や民族音楽で用いられます。
ハーモニカが日本に伝わったのは明治時代で、昭和に入ってから広く普及しました。
小学校など教育現場で使われることも多いです。
「ブルースハープ」とは?
ブルースハープとはハーモニカの一種で、穴が横一列に並んでいるものをいいます。
本来はテンホールズ・ハーモニカやテンホールズ・ダイアトニック・ハーモニカといいます。
ブルースハープという名称は、ホーナーというドイツの楽器メーカーが販売している商品名です。
ホーナー社はアコーディオンやハーモニカを製造・販売する世界的な楽器メーカーで、多くのミュージシャンが愛用しています。
アメリカでは、ブルースハープというとハーモニカを指します。
「ハーモニカ」と「ブルースハープ」の違い
ハーモニカにはいくつか種類があり、その中の1つが10個の穴があるテンホールズ・ハーモニカです。
ブルースハープはドイツのホーナー社が販売しているテンホールズ・ハーモニカの商品名で、商標登録もされています。
そのためホーナー社以外のハーモニカは本来ブルースハープと呼ぶことはできません。
ただし、ブルースハープという名前の方が有名なので、ホーナー社以外のハーモニカもブルースハープと呼ばれたりします。
まとめ
ブルースハープは、ハーモニカの一種です。
ホーナー社が販売している10個の穴があるテンホールズ・ハーモニカの商品名になります。
ただし、ブルースハープは圧倒的な知名度を誇るので、ホーナー社以外のハーモニカもブルースハープと呼ばれたりします。