この記事では、「用事」と「用時」の違いを分かりやすく説明していきます。
「用事(ようじ)」とは?
「用事」には以下の意味が含まれています。
・「する必要のある事柄」
・「大便、小便をすること」
・「江戸深川の遊里において、遊女が月経や病気、使用などを理由に休むこと」
「用事」の類義語には「用件(ようけん)」や「用務(ようむ)」、「主用(しゅよう)」や「所用(しょよう)」などがあります。
「用事」の使い方
「用事」は名詞として使われています。
「用時(ようじ)」とは?
「用時」はその言葉自体に意味は定義されていませんが、「用時調製(ようじちょうせい)」などの熟語で用いられている言葉です。
「用時調製」とは、「使用時に複数の化粧品を混ぜること」を意味する言葉になります。
「用時調製」のほか、「用時調製薬(ようじちょうせいやく)」や「用時水(ようじすい)」などの熟語もあります。
「用時」の使い方
「用時」はそれ単独での意味は持たず、同時に単独で使用されているケースはないようです。
ただし、「用時調製」のように熟語として用いられているケースがあります。
「用事」と「用時」の違い
「用事」は主に「する必要のある事柄」や「大便、小便をすること」などの意味を表す言葉です。
対して、「用時」はその言葉自体に意味はなく、単独で使用されることはありませんが、他の言葉と合わせた熟語として使用されています。
「用事」の例文
・『来週は用事があるので、学校を早退する予定である』
・『用時を済ませるためにそそくさとトイレへ向かった』
「用時」の例文
・『用時調製にかんする注意書きについて目を通しておく』
・『用時購入にかんする在庫管理を厳正に行う動きが見られる』
まとめ
「用事」は「する必要のある事柄」や「大便、小便をすること」という意味を含める言葉です。
そして、「用時」は単独での意味を持たず、他の言葉と合わせた熟語として使用されています。
