この記事では、「陽春」と「春陽」の違いを分かりやすく説明していきます。
「陽春(ようしゅん)」とは?
「陽春」とは、「陽気の満ちた暖かい春」や「陰暦正月の異称」という意味を表す言葉です。
「陽春」の類義語には「初春(しょしゅん)」や「新春(しんしゅん)」などがあります。
また、同じく「陰暦正月の異称」としては「孟春(もうしゅん)」があります。
「陽春」の使い方
「陽春」は名詞として使われています。
「春陽(しゅんよう)」とは?
「春陽」とは、「春の陽光」や「春の日差し」、「春の時節」という意味を表す言葉です。
「春陽」の使い方
「春陽」は名詞として使われています。
「陽春」と「春陽」の違い
「陽春」は「陽気の満ちた暖かい春」や「陰暦正月の異称」という意味を指す言葉です。
対して、「春陽」は「春の陽光」や「春の日差し」、「春の時節」という意味を指す言葉です。
字順を入れ替えただけの言葉ですが、含める意味は若干異なるので混同しないように注意しましょう。
ちなみに、「陽」という漢字は「日の光」や「ひなた」という意味のほか、「あたたかい」や「偽る」、「見せかける」や「電気や電磁の正極」という意味が含まれます。
「春」には「四季の春」や「年のはじめ」、「正月」という意味のほか、「活動の盛んな年頃」や「年月」などの意味を含める漢字です。
「陽春」の例文
・『陽春の昼下がりの暖かい空気に、思わずウトウトしてしまいそうだ』
「春陽」の例文
・『春陽を浴びた春の植物たちがかわいい花をつけていた』
まとめ
「陽春」は「陽気の満ちた暖かい春」や「陰暦正月の異称」という意味を表す言葉です。
そして、「春陽」とは、「春の陽光」や「春の日差し」、「春の時節」という意味を表す言葉でした。
互いに字順を入れ替えただけの言葉になりますが、表す意味は異なるので、しっかり違いを把握しておきましょう。