この記事では、「フェイント」と「フェイク」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フェイント」とは?
フェイントとは、スポーツや格闘技などにおいて相手を惑わせるための動作のことをいいます。
また、軍事の戦術で用いられることもあります。
英語のfeintをそのまま日本語読みした言葉で、feintは「見せかける」という意味を持っています。
球技で使われることが多く、バレーボールでは強いスパイクを打つと見せかけて弱く返すことをフェイントと呼んでいます。
フェイントをすることによって、相手のブロックをかわす狙いがあります。
「フェイク」とは?
フェイクとは、偽物や模造品のことをいいます。
英語のfakeをそのまま日本語読みした言葉で、fakeには「見せかける、偽造する、模造品」といった意味があります。
本物のニュースのように装った嘘のニュースはフェイクニュースと呼ばれていますし、合成繊維で本物の毛皮に似せて作ったものはフェイクファーと呼ばれています。
また、フェイクは球技で相手をだます動作を指すこともあります。
バスケットボールやアメリカンフットボールなどでよく使われます。
「フェイント」と「フェイク」の違い
フェイントもフェイクもスポーツなどでは、相手をだます動作のことをいいます。
また、フェイクは「模造品」や「偽物」という意味でも使われる言葉です。
フェイントにはそういった意味はなく、フェイクファーやフェイクニュースとはいいますがフェイントファーやフェイントニュースといった使い方はしません。
フェイントは人に対して使われる言葉です。
それからフェイクは音楽用語としても使われていて、原曲のメロディを少し変えて歌うことをいいます。
この場合は和製英語になります。
まとめ
フェイントもフェイクもスポーツなどで相手をだます動作を指しますが、フェイクはスポーツ以外の場面でも使われる言葉です。
フェイクファーやフェイクニュースなど、「模造品、偽物」といった意味でも使われています。