この記事では、「トルネード」と「ハリケーン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「トルネード」とは?
「トルネード」とは、いわゆる「竜巻(たつまき)」のことであり、地上から空へ細長く伸びた上昇気流のことを指します。
「トルネード」は「大規模な竜巻」や「暴風」、「旋風」を意味する英単語“tornado”をカタカナ読みにした外来語です。
規模が小さく、活動時間が短いのに反し、猛烈に吹き荒れるのが「トルネード」の特徴です。
「トルネード」の最大風速は100m/s(10分間平均)以上であり、後述する「ハリケーン」の定義が最大風速33m/s以上であるのと比べると、いかに威力が大きいかが分かります。
「ハリケーン」とは?
「ハリケーン」とは、大西洋北部及び南部、太平洋北東部及び北中部のエリアで発生した熱帯低気圧で最大風速が風速33m/s以上のものを指します。
「ハリケーン」は「台風」や「大嵐」などの意味を表す英単語“hurricane”をカタカナ読みにした外来語であり、hurricane”はマヤ神話に登場する創造神の一柱フラカンに由来すると考えられています。
ちなみに、最大風速が17m/s以上のものは「サイクロン」、最大風速が17. 2m/s以上のものは「台風」として呼び分けがされています。
「トルネード」と「ハリケーン」の違い
「トルネード」と「ハリケーン」の違いを、分かりやすく解説します。
「トルネード」は「竜巻」のことであり、主に地上で発生する最大風速100m/s以上の激しい上昇気流のことを指し、「ハリケーン」は主に海上で発生する最大風速33m/s以上の熱帯低気圧のことを指します。
海上で発生する熱帯低気圧には「サイクロン」や「台風」などもあります。
まとめ
「トルネード」は主に地上で発生する最大風速100m/s以上の激しい上昇気流のことであり、「ハリケーン」は主に海上で発生する最大風速33m/s以上の熱帯低気圧ということでした。