この記事では、「生芋こんにゃく」と「製粉こんにゃく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「生芋こんにゃく」とは?
生芋こんにゃくは、なまいもこんにゃくと読まれる言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、加工されていないそのままのいもといった意味を持っている生芋の漢字に、サトイモ科の植物といった意味を所有するこんにゃくの文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から生芋こんにゃくは、生のこんにゃく芋をすり下ろして固めて作るこんにゃくを示すのです。
芋の皮が入るため、生芋こんにゃくは薄い茶色で、歯ごたえが強めで生の芋から作るため保存期間は短くなっています。
「製粉こんにゃく」とは?
製粉こんにゃくは、せいふんこんにゃくと読むべき言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、穀物をひきこな状にする事といった意味の製粉の漢字に、サトイモ科の球根から製造される食べ物といった意味があるこんにゃくの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。
故に製粉こんにゃくは、こんにゃく芋の粉を使って作られるこんにゃくを表すのです。
「生芋こんにゃく」と「製粉こんにゃく」の違い
生芋こんにゃくと製粉こんにゃくの文字表記を比較すると、生芋と製粉という漢字の違いを発見出来ます。
所が後に続くのは同じこんにゃくの文字であり、どちらもこんにゃくの種類を表現する言葉です。
とはいえ製法に違いがあり、生芋こんにゃくは生のこんにゃく芋を用いて作られるこんにゃくを示します。
もう一方の製粉こんにゃくは、こんにゃく粉を使って製造されるこんにゃくです。
まとめ
2つの言葉は共通する文字が示す様に、共にこんにゃくの種類を指し示す言葉となっています。
ただし作り方に相違点が見られ、生芋こんにゃくは、こんにゃく芋の球根をすり下ろして作るこんにゃくに対して駆使される言葉です。
対する製粉こんにゃくは、こんにゃく粉を使用して作るこんにゃくであるため、生芋こんにゃくよりも保存期間が長くなっています。