「学童保育」と「児童館」はそれぞれどのようなもので何が違うのでしょうか。
今回は、「学童保育」と「児童館」の違いを解説します。
「学童保育」とは?
「学童保育」とは、「保護者が日中いない家庭を対象に小学生以上の児童を夕方まで預かる仕組み」です。
「学童保育」の使い方
小学校の授業は午後3時から4時ぐらいに終わります。
日中家に保護者がいる世帯であれば授業が終わったら帰宅しその後は保護者が面倒を見ますが、共働き世帯など家に誰もいない世帯では授業が終わって子供が帰宅しても保護者が誰もおらず仕事が終わって帰宅するまでの時間を一人で過ごすことになります。
児童が一人きりになる時間を避けるため仕事が終わる時間まで児童を預かり面倒を見る仕組みが「学童保育」です。
小学校が終わってから夕方仕事が終わって親が迎えに来る時間まで空き教室などの場所を利用して子供に過ごす場所を与えて専門の職員が保育します。
「児童館」とは?
「児童館」とは、「地域の子供たちを対象にした自由に遊べる施設」のことです。
「児童館」の使い方
児童福祉法第40条に基づいて設置される児童福祉施設の一種です。
児童に健全な遊びを与え健康の増進や情操教育を目指す施設であり、地域の子供達が自由に遊べるよう遊び場や遊具などを提供します。
地方自治体が独自に設置するため地域によって規模や施設の中身は大きく異なります。
「学童保育」と「児童館」の違い
「学童保育」と「児童館」の違いは「保育」です。
「学童保育」は小学生以上の児童を預かり保育するための仕組みなのに対し「児童館」は児童が遊ぶための場所を提供する施設です。
「学童保育」は子供を預けたい親がお金を払って保育をお願いしますが「児童館」は児童に向けて解放されているので無料で利用できます。
「学童保育」の例文
・『学童保育に子供を預ける』
・『学童保育のおかげで共働きできている』
「児童館」の例文
・『児童館に遊びに行く』
・『児童館は夕方5時で閉館だ』
まとめ
「学童保育」と「児童館」はどちらも児童を対象にしていますが全く別のものです。
それぞれの仕組みや制度を正しく理解しておきましょう。