最近の自動車にはエコのことを考えてアイドリングストップの機能がついたものが多くなっていますが、そういう自動車には専用のバッテリーが必要で、たとえば「S-85」のようなコードがついています。
それでは、このバッテリーの「S-85」とはどういう意味でしょうか。
また、「S-95」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、バッテリーの「S-85」と「S-95」の違いを分かりやすく説明していきます。
バッテリーの「S-85」とは?
バッテリーの「S-85」とは、アイドリングストップ車専用のバッテリーの型式のコードのことです。
「S」はサイズのことで、JISのD26と同じサイズになります。
そして、後の数字は性能値と呼ばれているもので、容量と低温時の安定性を組み合わせて出されたもので、大きければ性能が高いということになります。
「S-85」は普通の性能のものです。
バッテリーの「S-95」とは?
バッテリーの「S-95」とは、同様に、アイドリングストップ車のバッテリーを選ぶ時に基準となる型式のことで、「S-95」に関しては若干性能がよいというレベルのものです。
バッテリーの「S-85」と「S-95」の違い
バッテリーの「S-85」と「S-95」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、アイドリングストップ車専用のバッテーリーのコードであることは同じですが、数字部分が違うので、当然製品としての違いがあります。
この2つの違いを簡単に説明するなら、バッテリーの容量と低温の時の電圧の安定性が「S-85」よりも高いのが「S-95」ということになります。
つまり、すでに前述したように、85や95の数字は、バッテリーの性能値と呼ばれていますが、実際には容量と低温時の安定性の2つの数値が組み合わされているだけなので、他の要素はありません。
ただ、結局は相対値なので、「S-85」より「S-95」のほうがどのくらい容量が大きいのかはこれだけではわかりません。
したがって、多くの場合は純正で装着されていたバッテリーと同じものであれば問題ないと言えますが、たとえば「S-85」は純正でポピュラーなものですが、この車に「S-95」を乗せても問題ないというか、性能はおそらくアップします。
しかし、逆に純正が「S-95」であったものに「S-85」をつけるのは危険ということになります。
これ以外にも「S-115」などもポピュラーなので、価格や耐久性の部分も考慮して選択する必要があります。
まとめ
この記事では、バッテリーの「S-85」と「S-95」の違いを、解説してきました。
これらのバッテリーですが、通常の自家用車の使用であれば2年から3年くらいで交換する必要があります。
これは普通のバッテリーに比べると短いので、注意が必要です。