「言い張る」と「言い通す」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「言い張る」と「言い通す」の違いとは?違い

この記事では、「言い張る」「言い通す」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「言い張る」とは?

周囲に対抗するように、自分の考え方を主張し続けることを「言い張る」【いいはる】といいます。

たとえまわりの者がこうだといったところで意見を変えず、絶対にこうなると強く主張するのです。

最後までぶれずに主張するその態度は微動だにしません。

それだけ自分が間違っていないという確かな気持ちがあり、反対されても言い通すのです。


「言い通す」とは?

最後まで絶対に主張を変えず、一貫して伝えることを「言い通す」【いいとおす】といいます。

「意見を言い通す」といえば絶対に最初からしっかり自分の主張を取り上げて曲げないという強い考えを確かなものにして伝えるのです。

その様子はしつこいと感じさせ、主張を変えてみるのもいいだろうとまわりは促しますが、絶対に意見が認められるまで貫く態度が見られます。


「言い張る」と「言い通す」の違い

ここでは「言い張る」「言い通す」の違いを、分かりやすく解説します。

ずっと主張し続けるのが「言い張る」であり、まわりの意見は受け入れないと断固たる気持ちを表します。

それだけ絶対に怯まず、自分の主張が絶対に正しいと言える状況で使うのです。

もう一方の「言い通す」はたとえ間違っていると感じても、自分はこのように思うと意見を曲げずに最後まで主張します。

「言い張る」よりも頑なに自分の言いたいことを強く貫き通す気持ちが強く伝えられる言葉です。

「言い張る」の例文

・『自分がやってきた研究は間違っていないと言い張る』
・『傘をさして自転車に乗ると言い張るなら、彼の行為は危険だ』

「言い通す」の例文

・『たとえ上司に諭されても最後まで意見を言い通す』
・『持論を言い通す彼は、気難しいと学生に悪い印象を与える』

まとめ

「言」を使ってはいますが、「張る」「通す」にはまた異なった意味が含まれています。

どのような場面で使えばいいか学んでみるのもいい比較方法になるでしょう。

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