「コンサバ」と「トラッド」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「コンサバ」と「トラッド」の違いとは?違い

この記事では、「コンサバ」「トラッド」の違いを分かりやすく説明していきます。

「コンサバ」とは?

「コンサバ」は、女性の控えめで上品な印象を与えるファッションテイストを指す用語です。

また、そのようなファッションを「コンサバ系」「コンサバファッション」と呼ぶことがあります。

この言葉は英語の“conservative”(コンサバティブ)に由来しており、“conservative”は本来「価値観や姿勢が保守的」という意味を持ちますが、「コンサバ」はファッションテイストを表す和製英語として使われています。

「コンサバ」は1980年前後から、モード系、ギャルファッション、カジュアルファッションでもないジャンルの上品な装い、ということで使われるようになりました。

ファッションは、ブラウスや上品なニットに丈の短すぎないスカートかパンツとパンプス、髪型やメイクは清楚といった傾向がみられます。

バブル期にはお嬢様風のファッションがブームになり、ファッション雑誌等でも「コンサバ」という言葉が頻出していましたが、時代の変化と共にあまり使われなくなりました。

「コンサバ」は人に与える印象が良いため、現在でもオフィスやデートで女性が着る時の無難なファッションとしてお手本になっています。


「トラッド」とは?

「トラッド」は、男性の伝統的で上品な印象を与えるファッションテイストを指す用語です。

一般には、英国風(ブリティッシュトラッド)と米国風(アメリカントラッド)を指します。

この言葉は英語の“traditional”(トラディショナル)に由来しており、本来は伝統的で上品、という意味を持ちますが、ファッション用語としては「トラッド」と呼ばれる伝統的なスタイルを指す時に使われます。

英国風は、英国紳士が着るようなクラシカルで上品な装いで、カチッとしたシルエットや落ち着いた色合い、チェック柄を取り入れているのが特徴です。

米国風は、英国風から派生したもので、紺ブレザーやチノパンを取り入れた「アイビールック」など、スポーティで清潔感のある雰囲気が特徴となっています。


「コンサバ」と「トラッド」の違い

「コンサバ」「トラッド」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも清潔感があって品があり、いわゆる「きれいめ」「きちんとしている」といわれるジャンルのファッションにあたります。

「コンサバ」は女性の控えめで上品な雰囲気のファッションです。

一方「トラッド」は男性の伝統的で上品なテイストのファッションを指しており、着る人の対象や特徴には違いがあります。

まとめ

ファッション用語の「コンサバ」「トラッド」はどちらも上品で清潔感のあるファッションテイストを指していますが、着る人の対象や特徴が異なっています。

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