この記事では、「成り立ち」と「由来」の違いを分かりやすく説明していきます。
「成り立ち」とは?
「成り立ち」は「なりたち」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「複数の様子からできているものの、構造のこと」という意味です。
2つ目は「あるものが出来上がるまでの、過程や事情」という意味です。
3つ目は「人が成長していく過程のこと」という意味です。
「成り立ち」の言葉の使い方
「成り立ち」は名詞として「成り立ちを調べる」「成り立ちを説明する」などと使われます。
「成り」は動詞「成る」の連用形で「ものごとができ上がる」「今までと違った状態・形に変わる」という意味、「立ち」は動詞「立つ」の連用形が名詞化した語で「まっすぐ縦になる」から転じて「筋道がきちんと通る」という意味、「成り立ち」で「ものごとが出来上がるまでのきちんと通った筋道」になります。
「由来」とは?
「由来」は「ゆらい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとが、いつ・どこで・何から起こり、どの様にして現在に至るのかという経緯のこと」という意味です。
2つ目は「副詞的に使われ、昔からその様にであること」という意味です。
「由来」の言葉の使い方
「由来」は名詞として「〜に由来する・した」「外国語由来」などと使われます。
「由」は「よし」とも読み「〜による」「ある事柄の生じたわけ」という意味、「来」は「く(る)」とも読み「近づいてくる」「過去のある時点から今まで」という意味、「由来」で「ある事柄の生じたわけと、そこから今までの経緯」になります。
「成り立ち」と「由来」の違い
「成り立ち」は「ものごとが出来上がるまでのきちんと通った筋道」です。
「由来」は「ある事柄の生じたわけと、そこから今までの経緯」です。
まとめ
今回は「成り立ち」と「由来」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。