「合わせる」と「合わさる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「合わせる」と「合わさる」の違いとは?違い

「合わせる」「合わさる」ではどのような意味の違いがあるのでしょうか。

この記事では、「合わせる」「合わさる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「合わせる」とは?

「合わせる」とは、「2つ以上のものを1つにすること」を意味する言葉です。

異なる2つのものが近づいて1つになることを「合う」といいます。

物理的に1つになる変化のほかにもそっくりになったり適合したりする変化に対しても用いられます。

「合わせる」「合う」を意識的に行う時に用いられる表現です。

本来は合っていないもの同士を主体が意識的に合う方向に持っていこうとすること、もしくは合うようにしようと思い結果として合うことを「合わせる」と表現します。


「合わさる」とは?

「合わさる」とは、「2つ以上のものが1つになること」を意味する言葉です。

別々の存在が自然な状態で合う様子を指します。

合うものを主体にした時に用いる表現です。


「合わせる」と「合わさる」の違い

「合わせる」「合わさる」の違いを、分かりやすく解説します。

「合わせる」「合わさる」の違いは「意志」です。

どちらも「合う」様子を表す言葉ですが「合わせる」は主体の意志により2つ以上のものが1つに合うさまを指すのに対し「合わさる」は合うことになるものを主体として使う表現なので誰かの意志は含みません。

合うように変化させる意志を持つ主体が存在するのが「合わせる」で、意志を持つ主体が存在しないのが「合わさる」という違いで使い分けられます。

「合わせる」の例文

・『パスされたボールのスピードにフォワードが動きを合わせる』
・『赤いシャツに黒いズボンを合わせる』

「合わさる」の例文

・『酸性の洗剤とアルカリ性の洗剤が合わさると有毒ガスが発生する』
・『水と食塩が合わさると食塩水ができる』

まとめ

「合わせる」「合わさる」は誰かの意志が介在しているかどうかで区別されます。

微妙なニュアンスの違いですがきちんと使い分けてください。

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