この記事では、「全粥」と「軟飯」の違いを分かりやすく説明していきます。
「全粥」とは?
米1・水5の割合で炊いた粥のことです。
粥とは、水を多めにして炊いた柔らかい飯をいいます。
生の米から炊いて作ることも、炊いた飯から作ることもできます。
栄養素は100gあたり、カロリーが65kcal、水分が83g、タンパク質が1. 1g、脂質が0. 1g、炭水化物が15. 7gです。
大部分が水分で構成されています。
水分が多く一般的な飯と比べて柔らかいので、介護食や離乳食としてや、食欲がないときなどに食べられています。
しかし、高齢者や病気のときの食べものではなく、健康維持としても食べられています。
「全粥」だけでは1日に必要なビタミンやミネラルを十分な量とることができないので、栄養のバランスを考えるなら他の食べものも摂取することが望ましいです。
「軟飯」とは?
「なんはん」と読みます。
米1に対して水2〜3くらいの割合で炊いた、柔らかめの飯です。
普段食べている一般的な飯は、米1に対して、水1. 2ほどの割合で炊いています。
これに比べる「軟飯」は柔らかい飯といえます。
生の米からも、炊いた飯からも作ることができます。
「軟飯」は離乳食として与えられることが多いです。
与える時期は、生後11か月から16か月ころです。
離乳食では、最初柔らかく炊いた粥を与えます。
そして、だんだんと米を炊くときの水分量を減らし、飯をかたくしていき、大人が食べるようなものにしていきます。
「全粥」と「軟飯」の違い
「全粥」と「軟飯」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも柔らかく炊いた飯のことです。
違いは水分量です。
前者は米1に対して水5の割合で炊きます。
後者は米1に対して水の量は2〜3ほどです。
どちらも普段食べている一般的な飯よりも水分量が多く、柔らかな食感をしています。
まとめ
2つの違いは炊くときに使う水の量です。
水の量が違えば柔らかさも変わります。