物事や事実が間違いないことを表す言葉には「一目瞭然」や「明白」があります。
この記事では、「一目瞭然」と「明白」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一目瞭然」とは?
「一目瞭然」は「いちもくりょうぜん」と読む言葉であり、一目見ただけで物事や事実などが明らかに分かることや判断できることを表します。
この言葉に使われている「瞭然」は物事がはっきりとしている様子や疑いのないことを表す時に使う言葉です。
「一目瞭然」のは「一目了然」と書くことも可能です。
「一目瞭然」の類義語には「歴然」や「判然」、「自明」などがあります。
「明白」とは?
「明白」とは物事や事実が明らかであり疑いようのないことを表す言葉です。
「明白」は特に疑いようのないという点が強調されるのが特徴です。
この言葉に使われている「白」は色以外にも試合の勝利や、清廉や潔白であることを表す時にも使います。
このような意味から「明白」は物事や事実が潔白なことや明確なことを表す時に使います。
「明白」の類義語には「鮮明」や「明瞭」などが有名です。
「一目瞭然」と「明白」の違い
この2つはどちらも物事や事実が明らかであることや間違いないことを表す時に使います。
「一目瞭然」は視覚で判断できるような物事に対してよく使われます。
「明白」は物理的な物以外にも概念や情報に対して使うことが可能です。
「一目瞭然」の例文
・『探偵の推理に驚いていたので、犯人は一目瞭然になりました』
・『好きな人の前における彼女の態度は一目瞭然であり、その姿はとても可愛らしいです』
「明白」の例文
・『このアリバイは明白であり崩しようがないので、別の点からアプローチしてみましょう』
・『証拠の存在は明白であり、裁判では彼への追及は厳しくなるでしょう』
まとめ
「一目瞭然」や「明白」は物事や事実が明らかで疑いようのないことを表す時に使います。
「明白」は色々な物事に対して使うことが可能です。