「対等」と「平等」の違いとは?分かりやすく解釈

「対等」と「平等」の違いとは?違い

この記事では、「対等」【たいとう】と「平等」【びょうどう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「対等」とは?意味

相手と立場が同じ目線の状態を「対等」【たいとう】といいます。

相手との力にほとんど違いがなく、同等と思う立場である者との関係性において使われている言葉です。

「対等な関係であることが重要」といえば、国民はみな同等な立場におかれることが大事であるという意味になります。

このように、人間社会では収入や学歴などで上下関係を築くのではなく、その人の考えや行動を尊重して扱うのが大切です。


「平等」とは?意味

わけへだてなく相手の立場を尊重することを「平等」【びょうどう】といいます。

相手の存在を認めて受け入れることという意味がある言葉です。

例えば、肌の色が違うというだけで下に見るのではなく、同じ感覚と価値観を持つ同じ人間であると認めて、一緒に行動しようと思う気持ちを「平等」といいます。

「平等に扱う」といえば、差別なく相手とやり取りするという意味になるわけです。


「対等」と「平等」の違い

「対等」「平等」の違いを、分かりやすく解説します。

こちらが優れているとか、相手が劣っているといった差がない状態を「対等」といいます。

「彼とは対等な立場にある」といえば、相手と実力に差がなく、同等の力を持つ者という意味を表す言葉です。

もう一方の「平等」は容姿が違う者であっても違うと除外するのではなく、自分と同じと思うようにして受け入れるという意味があります。

「対等」の例文

・『後輩が先輩に対して対等な口を聞くことは認められない』
・『付き合う人に支配されている状態は対等とは言えない』

「平等」の例文

・『平等主義者は能力や学歴で人を差別しない』
・『性別や身体的な特徴から人を差別せず、平等に扱う』

まとめ

どちらも似たような状況で使われている言葉ですが、意味に違いがありますので、自分なりにうまく使い分けてみるといいでしょう。

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