この記事では、「身内」と「内輪」の違いを分かりやすく説明していきます。
「身内」とは?
「身内」は「みうち」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「家族や三親等くらいまでの親戚など、ごく親しい血縁関係にある人」という意味です。
2つ目は「同じ組織に属する仲間」という意味です。
3つ目は「身体の内側部分」という意味です。
「身内」の言葉の使い方
「身内」は名詞として「身内の者」「身内びいき」「身内同士」などと使われます。
「身」は「からだ」「みずから」「物のなかみ」という意味、「内」は「一定の範囲のなか」「家の中」「表だっていない」という意味、「身内」で「自分の家系の中」「自分が属する範囲の中」になります。
「内輪」とは?
「内輪」は「うちわ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「関係者以外の人を交えないこと」という意味です。
2つ目は「関係者以外に知らせない中の事情」という意味です。
3つ目は「数量や金額などを少なめにすること」という意味です。
「内輪」の言葉の使い方
「内輪」は名詞として「内輪もめ」「内輪で行う」「内輪で済ませる」などと使われます。
「内」は「一定の範囲のなか」「家の中」「表だっていない」という意味、「輪」は「車輪」から転じて「円状のもの」「かわるがわる」という意味、「内輪」で「円状につながった範囲の中」、つまり「自分が関係する範囲の中」になります。
「身内」と「内輪」の違い
「身内」は「自分の家系の中」「自分が属する範囲の中」です。
「内輪」は「円状につながった範囲の中」から転じて「自分が関係する範囲の中を表すたとえ」です。
「身内」の例文
「身内」の例文は以下の通りです。
・『身内のみで披露宴を行う』
・『私の身内は弟だけだ』
・『上司は身内びいきが強い』
「内輪」の例文
「内輪」の例文は以下の通りです。
・『内輪もめに関わらない』
・『内輪で飲み会を開く』
・『交際費を予算の内輪で済ませる』
まとめ
今回は「身内」と「内輪」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。