エンジンオイル「SM規格」と「SN規格」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「SM規格」と「SN規格」の違いとは?違い

カー用品の販売店などに行くと、さまざまなタイプのエンジンオイルが販売されています。

その中でも一時はよく見たのが「SM規格」という記述のある物です。

それでは、この「SM規格」とはどういう意味でしょうか。

また、「SN規格」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「SM規格」「SN規格」の違いを分かりやすく説明していきます。

「SM規格」とは?

「SM規格」とは、アメリカ石油協会(API)が制定したエンジンオイルのグレードであり、2004年に制定されたものです。

前の規格よりも省燃費性が向上、有害排気ガスが低減しているのが特徴です。


「SN規格」とは?

「SN規格」とは、前述同様にAPIが制定したエンジンオイルのグレードで、2010年に制定されました。

「SM規格」よりも省燃費性能、触媒保護性能が優れているのが特徴です。


「SM規格」と「SN規格」の違い

「SM規格」「SN規格」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、販売されているエンジンオイルには必ず記載されているグレードと呼ばれているものですが、基本的な違いがあります。

この2つの違いを最もわかりやすく記述するなら、エンジンオイルとしてのさまざまな基本性能が「SM規格」よりも優れているのが「SM規格」ということになります。

このグレードは最初に作られた「SA規格」から2桁目がアルファベット順に追加され、現在では、「SN規格」よりも優れた「SP規格」が登場しているので、トップの性能ではありません。

したがって、交換頻度を犠牲にしない程度のコストがかけられるなら上のグレードの規格を選択する方が良いということになります。

現在、この規格では燃費、酸化安定性、ピストン清浄性、触媒保護など多くの項目が測定されています。

「SM規格」の例文

・『このエンジンオイルはSM規格の物なので若干古いレベルの性能です』
・『コストを重視するならばSM規格のエンジンオイルでも十分です』

「SN規格」の例文

・『SN規格は2010年に作られたエンジンオイルの規格です』
・『SN規格は特に省燃費性能が持続することに関して性能が高くなっています』

まとめ

この記事では、「SM規格」「SN規格」の違いを、解説してきました。

自動車にとってエンジンオイルは、燃料のガソリンと同じくらい重要な物です。

したがって、選択には十分な検討が必要です。

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