この記事では、「ビジョン」と「ゴール」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ビジョン」とは?
「ビジョン」とは将来的にどのようになりたいかという大まかな想像です。
業界を牽引するような最先端を行く企業になりたい、利益を上げるのはもちろん地域にも貢献できる企業になりたいなど、その内容は漠然としたものになります。
具体的にどのように活動してどのような数字を目指すかなどは「ビジョン」に含まれません。
実際に達成することを目標にするものではなく組織の経営方針を決めるために想定し掲げる将来像が「ビジョン」です。
「ゴール」とは?
「ゴール」とは「ビジョン」に到達あるいは近付くために掲げられる経営戦略上の目標です。
達成までに数年単位で掛かるような中長期的な大目標とも言いかえられるでしょう。
漠然としたイメージである「ビジョン」に比べれば定量化され具体性のあるものですが、「ゴール」を定めてあれば組織全体がそれをめざして動いていくわけではありません。
ここからさらに「ゴール」を実現するための中目標小目標を定めていくことになります。
「ビジョン」と「ゴール」の違い
「ビジョン」と「ゴール」の違いを、分かりやすく解説します。
漠然とした将来像が「ビジョン」でそれを定量化しある程度具体的に定めたものが「ゴール」です。
「ビジョン」は組織経営の指針や方向性を決めるために定められるものですが、「ゴール」は実際に経営する上での目標を作るために定められます。
「ビジョン」には具体性は不要で必ずしも実現させる必要はありませんが、「ゴール」は経営戦略としての具体的は必要ですし実現を目指すことになるでしょう。
まとめ
組織経営の方向性を決めるために漠然とした将来像「ビジョン」を決めて、それをもとに具体的な数字を設定して目指すべき大目標にしたものが「ゴール」となります。
経営方針を決めるためには「ビジョン」が必要ですが、漠然とした将来像があるだけでは行き当たりばったりの経営しかできないので「ビジョン」に沿う「ゴール」も決めなければいけません。