この記事では、プロ野球の「トレード」と「FA」の違いを分かりやすく説明していきます。
「トレード」とは?
「トレード」とは球団同士が双方合意の上で野球選手を取引することです。
片方の球団がA選手を相手球団に渡す代わりに相手がB選手を渡すという選手同士の「トレード」もありますが、片方の球団が相手のC選手を引き抜く代わりに相手球団にお金を支払うという「トレード」もあります。
「トレード」はお互いの球団の経営陣が同意していれば、実際に「トレード」とされる選手がそれに同意しているか否かを問わず球団の意思によってのみ行われるものです。
「FA」とは?
「FA」とはフリーエージェントの略でどの球団とでも選手契約を結べるようになることで、実用的にはその状態を経由して他の球団に移ることです。
とは言えその状態のままでは野球選手として活動できないので、すぐにでも他の球団と契約を結ぶか他の球団と契約する話を進めた上で「FA」になります。
球団と規定の累積年数以上契約し続けているとその選手には実質的にその球団をやめて他の球団に移籍する権利が与えられます。
それがいわゆる「FA」権でありその権利を使って他の球団に移籍することを指すのが「FA」や「FA」宣言です。
プロ野球の「トレード」と「FA」の違い
プロ野球の「トレード」と「FA」の違いを、分かりやすく解説します。
所属選手を相手球団の選手かお金と交換するのが「トレード」で、選手が自由に球団と契約できる立場を経て球団を移籍するのが「FA」です。
「トレード」は球団の意思で行われますが「FA」は選手自身の意思で行われます。
当然「トレード」の権利は球団側にあり「FA」の権利を持つのは選手側です。
まとめ
大雑把に言えば球団の都合で選手が移籍するのが「トレード」で、選手の都合で選手が移籍するのが「FA」と言えるでしょう。
「トレード」の権利は球団が最初から持っていますが、「FA」の権利は同じ球団に一定の累積年数所属していないと得られません。
