この記事では、「ヒマラヤ水晶」と「普通の水晶」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ヒマラヤ水晶」とは?
神聖な象神ガネーシャが宿るヒマラヤ山脈で採掘した「ヒマラヤ水晶」【ヒマラヤすいしょう】は、チベットで多く採掘され、ここで採れた水晶が世界中で売られています。
標高7,000mにもなる場所までの道は整備されていないので、人が3日間かけて登山して採掘するため希少価値が高く、人気があるわけです。
また、色が美しく出るパキスタン産も人気を集め、人々の心をとらえます。
この「ヒマラヤ水晶」は緑泥石と生成されるためクローライトが覆い、細く棘に似た水晶ポイントが見られるのです。
太く、しっかりした水晶ではありますが、全体の10%ほどしか見つけられないため市場にはあまり出回りません。
「普通の水晶」とは?
鉱山跡地や海岸といった場所でも「普通の水晶」【ふつうのすいしょう】が採れます。
日本では山梨県がよく採れる場所として有名であり、河川の下流で川からすくってふるいにかけると水晶が出るのです。
この水晶ができる理由としては、二酸化珪素が個体となり、透明度が高い結晶化した鉱物になります。
市場で安く販売しているものは中国の四川省が産地であり、豊かな大地から採れた産物でもあり、繊細なポイントからできているわけです。
このような場所から採掘された水晶は密集度が高くなり、美しいのが魅力になります。
「ヒマラヤ水晶」と「普通の水晶」の違い
「ヒマラヤ水晶」と「普通の水晶」の違いを、分かりやすく解説します。
標高7,000m級になるヒマラヤ山脈で採掘されたのが「ヒマラヤ水晶」です。
全体の10%程しか採れない水晶であり、緑泥石と生成する棘が美しいものが市場に出ています。
また、カンチェンジュンガ産は標高が8,000m以上の山脈で採掘した水晶であり、白から灰色の母岩部分で先端が細く、先端は均一の長さです。
大きく育たないため採れる量も少なく、大変希少性が高くなります。
もう一方の「普通の水晶」は、中国や日本などの河川や海辺といった知名度がさほど無い場所でも条件が揃えば採掘できる鉱物です。
まとめ
水晶を指すものですが、採掘される場所や希少性、色などに違いがあります。
専門業者のサイトや店舗などで比較してみるといいでしょう。