ハンマーの専門用語が掛矢?この記事では、「ハンマー」と「掛矢」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ハンマー」とは?
ひらたく言えば洋風のトンカチであり、打撃を加える事に特化した道具だと言っていいでしょう。
「片手ハンマー」と「両口ハンマー」の二種類が存在。
素材は対象物によって多種多様であり、木材、金属、樹脂、ゴムなど様々です。
さらに近年では打撃の際に手にくる衝撃を緩和するショックレスハンマーが市販化。
さらにはインパクトドライバーの様な「オートハンマー」やコンプレッサーを使っての「エアハンマー」と新商品が登場しています。
「掛矢」とは?
建設現場や工事現場における杭打ち、古くは一戸建ての新築現場における棟上げ、上棟式でも儀式的に使う場面はよく見られます。
端的にいえば大型の木製のハンマー状のものだと言っていいでしょう。
軽い樹脂製のヘッドも増えてきたもの棟上げなどの縁起ものでは、やはり古くからの木製の物を使う事が多いようです。
当然木製の杭を金属製のヘッドで叩いた場合、破損が懸念されるためです。
単純な杭打ちの場合には軽量かつ効率重視で樹脂製ヘッドが使われると言っていいでしょう。
また逆に解体工事の際に使われる事も多々あります。
「ハンマー」と「掛矢」の違い
「ハンマー」と「掛矢」の違いを、分かりやすく解説します。
「掛矢」は「ハンマー」「トンカチ」「金槌」などの類似の用具と違うのはその言葉自体の認知度でしょう。
専門用語に近いため、“かけや”と言われても、すぐにどんなものか思いつく人は少ないと思われます。
「掛矢」は木製もしくはゴムや樹脂製の「ハンマー」だと思って貰って構いません。
用途的に金属だけは使われないと思えばいいはずです。
「ハンマー」同様に多様化が進んでおり、「掛矢」は大型ゆえに持ち手にダメージが残らず、僅かな力で強く打撃できる様に進化しています。
ウレタン素材を使って無反動の「掛矢」はその最たる例だと言えるでしょう。
まとめ
「掛矢」は大型の「ハンマー」であり、用途によってヘッドの素材は変わりますが、基本的に金属は使われません。
棟上げ等ではやはり縁起を兼ねて旧来のスタイルの木製のものが使われると言っていいでしょう。
大きな力を要する場合には衝撃を吸収したり、無反動のものも存在します。
「ハンマー」それらを一括りにしたものと言っていいでしょう。
片手と両口に別れ、素材は千差万別。
コンプレッサーを使った「エアハンマー」など進化した派生形が多数存在します。