「that」と「which」の違いとは?分かりやすく解釈

「that」と「which」の違いとは?違い

この記事では、「that」「which」の違いを分かりやすく説明していきます。

「that」とは?

“that”とは、「その」「あの」「あちらの」などの意味を表す英単語です。


「that」の使い方

“that”は形容詞や代名詞、接続詞、関係代名詞など多くの用法があります。


「which」とは?

“which”とは、「どちら」「どれ」「どの人」などの意味を表す英語です。

「which」の使い方

“which”は疑問詞や代名詞、形容詞、関係代名詞として使われています。

「that」と「which」の違い

“that”“which”の混同しやすい点と言えば、関係代名詞の用法にあると言えるでしょう。

関係代名詞における“that”“which”の主な違いは以下の2点にあります。

まず、“that”は人やもの、コトについて使うことができ、“which”はものやコトに限って使うことができます。

したがって、どちらか迷ったときには“that”を使うようにするのが良いでしょう。

そして、2点目は“that”は必要性や必然性を強調するときに用いられるのに対し、“which”は追加情報や注釈を加えるときに用いられるのです。

例として、“I like the picture that you drew. ”(あなたが描いた絵が好きです)と“I like the picture, which you drew. ”(あなたが描いた絵が好きです)を見てみましょう。

“that”を用いた文章では「あなたが描いた絵」と予め限定されていますが、“which”を用いた文章では「絵が好きです」と述べた後に、「あなたが描いたもの」という情報を追加しています。

「that」の例文

“I love movies that this director made. ”(私はこの監督が作った映画が好きです)

「which」の例文

“I love movies, which this director made. ”(私はこの監督が作った映画が好きです)

まとめ

“that”“which”はどちらも関係代名詞としての用法が含まれますが、使い方に微妙な違いがあるということでした。

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