お祝いの言葉を「祝詞」と言いますか、それとも「祝辞」と言いますか。
この記事では、「祝詞」と「祝辞」の違いを分かりやすく説明していきます。
「祝詞」とは?
祝いの言葉です。
神に祈る言葉という意味もあり、神事に際し神前で読み上げて神に申し請う内容や形式の文章のことを言います。
「祝辞」とは?
祝いの言葉という意味です。
「祝詞」と「祝辞」の違い
「祝詞」と「祝辞」の違いを、分かりやすく解説します。
「祝詞」と「祝辞」は両方とも祝いの言葉という意味では同じですが、読み方の種類とそれによる使い方が違います。
「祝詞」の読み方は「しゅくし」と「しゅうし」、「のりと」という三種類の読み方があり、「しゅくし」と「しゅうし」はかしこまった場面で使われる祝いの言葉という意味になり、「のりと」は神事で神主が読む文章のことを意味します。
「祝辞」は読み方が「しゅくじ」のみで祝いの言葉という意味しかなく「祝詞」よりも使われることが多いですが意味は同じです。
「祝詞」の例文
「祝詞」の例文を紹介していきます。
・『神主である私は結婚式で祝詞を奏上しました』
この場合の「祝詞」は「のりと」と呼び、神前結婚式で神様に対して結婚を報告していることになります。
「祝辞」は神事に対して使えないため言い換えられません。
「祝辞」の例文
「祝辞」の例文を紹介していきます。
・『彼女は部下の結婚式で祝辞を読みました』
結婚式では神主が神様に対して述べる「祝詞」もあれば、新郎新婦と親しい人が招待客や親族、新郎新婦に向けて述べる「祝辞」もあります。
「祝詞」を「のりと」ではなく「しゅくし」「しゅうし」と読めば言い換えられますが紛らわしいため結婚式では「祝辞」と言った方が良いでしょう。
まとめ
「祝詞」と「祝辞」は両方とも祝いの言葉という意味では同じですが、読み方と使う場面が違います。
「祝詞」も「祝辞」も人生の分岐点や大切な場面で使われます。
頼まれたときは失礼がないようにしっかりと準備していくように気をつけましょう。