「奇特」と「感心」の違いとは?分かりやすく解釈

「奇特」と「感心」の違いとは?違い

この記事では、「奇特」「感心」の違いを分かりやすく説明していきます。

「奇特」とは?

「奇特」「きとく」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「言動や心がけなどが優れていて、褒めるべきである様子」という意味で、人の言動が素晴らしいと思うことです。

2つ目は「非常に珍しく不思議な様子」という意味で、神がかっていて素晴らし様子のことです。


「奇特」の言葉の使い方

「奇特」は名詞・形容動詞として「奇特だ・である」と使われたり、形容詞として「奇特な人」などと使われます。

誤用として「奇妙で珍しいこと」という意味で使われることが多くありますが、「奇」「奇妙」ではなく「普通の程度をはるかに超えてすぐれている」という意味です。

基本的に、「人の言動が抜きんでて優れいる様子」に使われる言葉です。


「感心」とは?

「感心」「かんしん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「立派な言動や才能・技量に対して心を動かされ敬意を表すこと」という意味で、人の言動の素晴らしさに心に深く感じ入ることです。

2つ目は「驚き呆れることの逆接的表現」という意味で、誉め言葉を使って人を見下すことを表します。

「感心」の言葉の使い方

「感心」は名詞・形容動詞として「感心だ・である」と使われたり、形容詞として「感心な心がけ」などと使われます。

基本的に「人の言動の素晴らしさを心に動かされ、敬意を表す様子」に使われる言葉です。

「奇特」と「感心」の違い

「奇特」「人の言動が抜きんでて優れいる様子」です。

「感心」「人の言動の素晴らしさを心に動かされ、敬意を表す様子」です。

「奇特」の例文

「奇特」の例文は以下の通りです。

・『毎朝掃除するとは奇特な人だ』
・『毎年児童福祉施設に寄付を続けている奇特な方です』
・『彼女は誰にでも親切に接する奇特な人だ』

「感心」の例文

「感心」の例文は以下の通りです。

・『はっきり挨拶する感心な若者だ』
・『子供の悪知恵に感心する』
・『すばらしい作品の数々に感心する』

まとめ

今回は「奇特」「感心」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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