この記事では、「寒波」と「低気圧」の違いを分かりやすく説明していきます。
「寒波」とは?
寒波は、かんぱと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、さむいや凍えるといった意味を持っている寒の漢字に、なみの様な性質のものといった意味を有する波の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ寒波は、寒気団が侵入する事で気温が急激に下がる現象を表すのです。
「寒波」の言葉の使い方
寒波は、寒冷な空気が広範囲に侵入する事で、ある地域の気温を一気に下げてしまう現象を示す言葉として使われています。
特に冬の時期になって急激に寒くなると、寒波到来といった様にこの言葉を駆使して表現したりするのです。
「低気圧」とは?
低気圧は、ていきあつと読むべき言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、ひくいや高くない等の意味の低の漢字に、大気の圧力といった意味がある気圧の漢字を組み合わせる事で完成した言葉です。
以上の事から低気圧は、周囲と比較して気圧が低い状態を示します。
「低気圧」の言葉の使い方
低気圧は、文字通り周囲と比較して気圧が低く、天気が悪い状態に対して用いられる言葉です。
他にも、機嫌が悪い人物を表す際にも、この低気圧という言葉が利用されたりします。
「寒波」と「低気圧」の違い
寒波と低気圧の漢字表記を比べると、使用している漢字も読み方も全然違う言葉同士であると気付けるものです。
所がどちらも天気に関連した用語として使用されるので、ごっちゃになる可能性はないとは言えません。
とはいえ寒波は、寒冷な空気が広範囲に流れ込む事で、ある地域の気温を急激に下げる事を表すのです。
一方の低気圧は、気圧が周囲よりも低い事やその様な現象を示します。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字はないものの、どちらも天候に関する用語を指し示す言葉です。
ただし寒波は、寒気団が侵入する事でその地域の気温を急激に下げる現象を意味する言葉として使用されています。
対する低気圧は、周囲と比較して気圧が低い現象を表現する言葉として用いられているのです。