この記事では、「びっくり」と「驚く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「びっくり」とは?
「びっくり」の意味は以下の通りです。
1つ目は、「心に衝撃を受けてわずかに身体が動く様子」という元の意味です。
2つ目は転じて、「突然のことや意外なことに、心が一瞬動揺すること」という意味です。
「びっくり」の言葉の使い方
「びっくり」は副詞として「びっくりする・した」「びっくり箱」などと使われます。
漢字で「吃驚」「喫驚」と書きますが、こちらは当て字です。
語源は、人が驚いた時にかすかに動く様子を表す擬態語「びく・びくっ」です。
基本的に、下で紹介する「驚く」と同じ意味ですが、「びっくり」は「心に衝撃を受けた時に、かすかに動く様子」から転じて「突然のことに一瞬心が動揺すること」として使われています。
「驚く」とは?
「驚く」は「おどろく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「意外なことに出くわして、心に衝撃を受ける」という意味で、上で紹介した「びっくり」と同じです。
2つ目は「はっと気が付く」という意味ですが、古語であり現在は使われません。
3つ目は「目が覚める」という意味で、こちらも古語になります。
「驚く」の言葉の使い方
「驚く」は動詞として「驚く・驚いた」と使われたり、名詞として「驚きのあまり」などとつかわれたり、副詞として「驚いて叫ぶ」などと使われます。
語源には以下の2つの説があります。
1つ目は、激しい雨など、不気味で騒がしい音を表す擬態語「おどろ」が変化したという説です。
2つ目は「怖(おぢ)」という言葉が変化したという説です。
基本的に、上で紹介した「びっくり」と同じ意味ですが、「驚く」は「心に衝撃を受けた時の意識の変化」から転じて「突然のことに一瞬心が動揺すること」として使われています。
「びっくり」と「驚く」の違い
「びっくり」は「心に衝撃を受けた時に、かすかに動く様子」から転じて「突然のことに一瞬心が動揺すること」です。
「驚く」は「心に衝撃を受けた時の意識の変化」から転じて「突然のことに一瞬心が動揺すること」です。
まとめ
今回は「びっくり」と「驚く」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。