この記事では、「ヒメコウゾ」と「コウゾ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヒメコウゾ」とは?
「ヒメコウゾ(姫楮)」とは、クワ科コウゾ属(カジノキ属)に分類されている落葉低木の一種を表しています。
樹高は2m〜5mくらいです。
「ヒメコウゾ」の開花時期は4月〜5月頃で、雌雄同株です。
また、果実は7月〜8月頃になります。
果実は痩果で、球形の集合果が赤色に熟します。
かつては「ヒメコウゾ」の繊維が、和紙の原料に利用されていました。
「ヒメコウゾ」は「コウゾ」と呼ばれることもあります。
「コウゾ」とは?
「コウゾ(楮)」とは、クワ科コウゾ属(カジノキ属)に属している落葉低木の一種を指しています。
樹高は2m〜5mですが、野生化した中には、8mになるものもあります。
「コウゾ」の開花時期は4月〜6月頃です。
「コウゾ」は「ヒメコウゾ」と、同属の「カジノキ」の交雑種です。
「コウゾ」は雌雄異株ですが、「ヒメコウゾ」に近いものは、雌雄同株になります。
雌花は紫がかった赤色で、雄花は黄色です。
「コウゾ」の葉は互生の単葉で、縁は鋸歯です。
葉は緑色ですが、秋に黄葉します。
「コウゾ」は公園や庭園などで見られます。
また、「コウゾ」の樹皮の繊維が和紙の原料になっています。
「コウゾ」には、「カゾ」の別名があります。
そして、「コウゾ」は英語で「paper mulberry」と表記します。
「ヒメコウゾ」と「コウゾ」の違い
「ヒメコウゾ」と「コウゾ」の違いを、分かりやすく解説します。
「コウゾ」は「ヒメコウゾ」と「カジノキ」です。
また、「コウゾ」は「ヒメコウゾ」と異なり、ほとんど果実がつきません。
「ヒメコウゾ」と「コウゾ」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
今回は「ヒメコウゾ」と「コウゾ」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「ヒメコウゾ」と「コウゾ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。