この記事では、「孤立死」と「孤独死」の違いを分かりやすく説明していきます。
「孤立死」とは?
孤立死とは、社会から孤立した状態で誰にも看取られずに亡くなることをいいます。
家族や近隣住民との関係が薄く、普段から付き合いがほとんどないという人は決して少なくありません。
社会的に孤立したまま高齢になり、亡くなってしまう人は増えています。
また、若い世代でも孤立死は増加傾向にあるといわれています。
インターネットを通じて人と交流することはあっても身近には頼れる人がいない状況で、何らかの理由で亡くなってしまった場合等です。
「孤独死」とは?
孤独死とは、一人暮らしをしている人が突発的な病気などにより誰にも看取られることなく亡くなることをいいます。
亡くなったことが周囲に気付かれずに時間が経過し、しばらく経ってから発見された場合などが孤独死に当てはまります。
家族や近隣住民とある程度交流はあったものの、亡くなる時に一人だった場合には孤独死に数えられることが多いです。
「孤立死」と「孤独死」の違い
孤立死も孤独死も誰にも看取られることなく1人で亡くなることをいいます。
どちらも日本が高齢化社会に入ってから生まれた概念で、明確な定義があるわけではありません。
メディア等で孤独死の問題が取り上げられ、広く知られるようになりました。
孤立死は、普段から家族や近隣住民との付き合いがなく社会的に孤立していた人が一人で亡くなった場合を指すことが多いです。
家族や近隣住民との付き合いがあったものの、一人で亡くなった場合には孤独死と呼ばれています。
また、公的には孤独死よりも孤立死と表現することが多く、テレビや新聞などのメディアでは孤独死という言葉が使われることが多いです。
まとめ
孤立死も孤独死も誰にも看取られることなく一人で亡くなることですが、家族や近隣住民との交流が日頃からあったかどうかに違いがあります。
社会的に孤立していた場合には孤立死と呼ばれることが多いです。