「わざわざ」と「ご丁寧に」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「わざわざ」と「ご丁寧に」の違いとは?違い

この記事では、「わざわざ」「ご丁寧に」の違いを分かりやすく説明していきます。

「わざわざ」とは?

本来ならしなくてもいいことを特別に行うさまを表す言葉です。

相手が自分のために何かしてくれたことに対して感謝や敬意の気持ちを伝えるときに使います。

ただし、「わざわざ」という言葉には「故意に」「わざと」という否定的な意味もあります。

相手の行為を非難したり、皮肉っぽく言ったりするときにも使われます。


「ご丁寧に」とは?

「丁寧」の敬語表現です。

「丁寧」とは、細かいところまで気を配っている様子を表す言葉です。

相手が自分に対して丁寧に接してくれたことに対して感謝や敬意の気持ちを伝えるときに使います。

ただし、「ご丁寧に」という言葉には「余計なことをして」という皮肉な意味もあります。

相手の行為を不要だと思ったり、迷惑だと感じたりするときにも使われます。


「わざわざ」と「ご丁寧に」の違い

「わざわざ」「ご丁寧に」の違いを、分かりやすく解説します。

「わざわざ」「ご丁寧に」は似たような意味を持つ言葉ですが、使い方によってはニュアンスが異なります。

「わざわざ」「特別にそのためだけに行う」という意味と、「しなくてもいいことをする」という意味があります。

感謝の気持ちを表すときには敬語として使えますが、相手の行動に使ったり自分の行動に使ったりすると失礼になる場合があります。

その一方で、「ご丁寧に」「丁寧」の敬語表現で、相手が細かいところまで気を配ってくれたことに対して使います。

感謝の言葉とセットで使うと丁寧になりますが、単独で使うと嫌味に聞こえてしまう場合があります。

「わざわざ」の例文

・『わざわざご連絡いただきましたことを、心よりお礼申し上げます』
・『お忙しいなか、わざわざお時間をいただきまして、ありがとうございます』

「ご丁寧に」の例文

・『ご丁寧にお教えくださり、ありがとうございます』
・『彼女は、いつもご丁寧に、お土産を持ってきてくれる』

まとめ

「わざわざ」「ご丁寧に」は、どちらも相手に感謝や敬意を表す言葉ですが、使い方によってニュアンスが異なります。

「わざわざ」は、相手が自分のために特別なことをしてくれたときに使います。

その一方で、「ご丁寧に」は、相手が細かい点にまで注意してくれたり、心をこめて対応してくれたりしたときに使います。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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