この記事では、「他にない」と「以外ない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「他にない」とは?
これ以外に代わりの物がないという意味で使う言葉を「他にない」【ほかにない】といいます。
並べられるほどの価値がある物がないという状況において使う言葉であり、唯一これだけが基準を超えるほどの質や大きさに合格していると人にお勧めできる物に対して使うわけです。
「これは他にないほど上出来だ」といかに素晴らしい物か伝えられます。
「以外ない」とは?
これだけしか在庫がないといった意味で使われているのが「以外ない」【いがいない】です。
たった1つだけの貴重な物であるほど他には同じ物がないと伝えられます。
ここでしか販売していない、取り扱わないといった意味があるのです。
「この鍋以外ない」といえば、ここには他に使える台所用品はないと伝えられます。
このように、他に使える物がない、機関として機能する場所と伝えられるのです。
「他にない」と「以外ない」の違い
ここでは「他にない」と「以外ない」の違いを、分かりやすく解説します。
その物がいかに優れているか人に伝えるのが「他にない」です。
この肉厚な帆立は「他にない旨味が詰まっている」と伝えられます。
もう一方の「以外ない」は、これだけしかないとその物がいかに1点物であるか伝えられる言葉です。
「犯人を投獄する場所は牢屋以外ない」というように、そこでしか行なえないと伝えるときに使われています。
「他にない」の例文
・『この村には避難できる場所は他にないので、使わせてもらった』
・『他にない美しい装飾が施されている皿を見てうっとりする』
「以外ない」の例文
・『車で物が運べない村にはドローンで配達する以外ない』
・『ワニの肉を貰ったが、食べる以外ないと思って調理した』
まとめ
「ない」といった言葉は同じですが、「他」と「以外」に違いがあります。
その意味をよく学べば、どのように使いこなせるか分かるようになるでしょう。