「単なる」と「単に」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「単なる」と「単に」の違いとは?違い

この記事では、「単なる」「単に」の違いを分かりやすく説明していきます。

「単なる」とは?

「単なる」は連体形で、それだけで、ほかに何も含まないさまを意味します。

何か一つのものごとを表している言葉で、それ以上詳しいことはわからないことを指す言葉です。

例えば、「単なる憶測に過ぎない」「単なる噂に過ぎない」などといった形で使用します。

言い換えれば、「所詮」「域を出ない」「高が知れている」「その程度」「一介の」などと同じです。


「単に」とは?

「単に」は副詞で、その事柄だけに限られるさま、ただ、ただに、を意味します。

何か一つのものごとを表していて、ほかのことは含まれないことを意味します。

例えば、「単に個人の問題」「単に名前の違い」などといった形で使用します。

言い換えれば、「ただ」「只々」「たった」などと同じです。


「単なる」と「単に」の違い

「単なる」「単に」の違いを、分かりやすく解説します。

「単なる」は連体形でそれだけで、ほかに何も含まないさまを意味します。

「単なる○○である」といった形で主に使用されます。

「単に」は副詞で、その事柄だけに限られるさま、ただ、ただに、を意味します。

「単に○○だけである」といった形で主に使用されます。

「噂」を用いた場合、「単なる噂である」「単に噂だけである」といった形になり、どちらも、「噂」だけを意味するといった点では同じ意味を示す言葉になります。

「単なる」の例文

・『今言ったことは単なる噂だから気にしないでと言われても気になるものです』
・『結果的に単なる脅しだったということがわかりホッとしています』

「単に」の例文

・『単にクラスの問題として片付けてもいいものだろうかと悩んでいます』
・『単にデザインが良ければ良いというわけではなく機能性も重視しなければならない』

まとめ

「単なる」「単に」は、ほぼ同じ意味を持つ言葉ですが、以上のように使い方に違いがある言葉になります。

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