この記事では、「嘆く」と「悲しむ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「嘆く」とは?
心から悲しいと思うことがあったとき、全身を震わせて泣くのが「嘆く」【なげく】です。
とても不運な出来事があったとき、人は強い悲しみに包まれては辛いと感じます。
また、どう考えても自分に落ち度がないというのに叱られたり、犯人扱いされたときはやり場のない怒りでひどく動揺して辛く、悲しむのです。
他の使い方としては、「若者の未来に嘆く」といって、現状から見る彼らを心配する気持ちを表します。
「悲しむ」とは?
兄弟が海で溺れて行方不明になったり、友人と喧嘩して会えなくなることに辛い気持ちに包まれると心が痛くなるときの感情が「悲しむ」【かなしむ】です。
とくに辛いと強く感じた人は酷く落ち込み、悲しさのあまり寝込んでしまうほど心を痛めてしまいます。
また、道徳心のなさを悲観したり、試合に負けたとき人は「嘆き悲しむ」といった言い方で辛い気持ちを表すのです。
「嘆く」と「悲しむ」の違い
「嘆く」と「悲しむ」の違いを、分かりやすく解説します。
何度教えても覚えないは、愚かな行為する者の行動にやるせない気持ちを示すのが「嘆く」です。
また、怒りが沸くほど理不尽な対応された人が嘆いては自分の感情をあらわにします。
もう一方の「悲しむ」は愛する者を失ったり、無視されるなど心から辛い気持ちになる状態を表す感情です。
「悲しい」よりも、「嘆く」の方がより心を震わせるほど辛い気持ちでいると伝えられます。
「嘆く」の例文
・『家族を失い、友人にも恵まれない人生に姉は嘆く』
・『何度やり方を教えても理解しない子供に親は嘆く』
「悲しむ」の例文
・『滅多に会えない祖父と楽しんだ後の別れを酷く悲しんだ』
・『育てた稲が水不足で枯れてしまい、農家は悲しむ』
まとめ
悲しい気持ちに包まれるところは同じですが、状態によって使い分けが必要です。
どのような状況によって使えばいいか学習してみるといいでしょう。
