「終幕」と「閉幕」の違いとは?分かりやすく解釈

「終幕」と「閉幕」の違いとは?違い

この記事では、「終幕」【しゅうまく】と「閉幕」【へいまく】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「終幕」とは?意味

演劇では、最後の一幕が終わったことを伝えるために使われる言葉が「終幕」【しゅうまく】といいます。

演技が終わり、もう舞台はなく、終演したことを知らせるために使われています。

このことから、物事が無事すべて終わったことを知らせるときに「無事、終幕した」と伝えるわけです。

映画や相撲でも使われている言葉であり、その日の演目の一番最後が終了したことを知らせます。


「閉幕」とは?意味

芝居が終わった後、幕が下りることを「閉幕」【へいまく】といいます。

これで舞台がすべて終わったことを客に知らせるため、舞台に幕を下ろして伝えて、もう公演しないことを客が理解できるようにするわけです。

映画でもすべての上映が終わったとき「無事、閉幕した」といった表現で表す言葉です。

このことから、大きな大会ではそのイベント自体が終わったことを「閉幕する」ことで知らせます。


「終幕」と「閉幕」の違い

「終幕」「閉幕」の違いを、分かりやすく解説します。

芝居がはねて、終演を迎えたということを伝えるのが「終幕」です。

終わりの場面を表す言葉であり、このことからその日のやるべきことがすべて終わったことを表します。

もう一方の「閉幕」は、大きなイベントが開催されたとき、すべての項目が終了したことを伝えるための言葉です。

何日もかけて行われた競技がすべて終わり、最終日を迎えてそれも終わったことを確かめる意味でも人々の印象に焼きつく「閉幕式」を盛大に行います。

「終幕」の例文

・『長期間上映された映画が終幕を迎えて、どこか寂しい』
・『20年にも渡る中国とのわだかまりもやっと終幕を迎える』

「閉幕」の例文

・『楽しい芝居が終わると、閉幕したことを伝えるアナウンスが流れた』
・『東京オリンピックが閉幕した後、日本人とSNSで交流する外国人が増えた』

まとめ

終わりを告げる言葉を2つご紹介しましたが、意味に少し違いがありますので、自分なりに比較してもう少し深堀してみるといいでしょう。

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