古い時代を調べる学問には「考古学」や「歴史学」があります。
この記事では、「考古学」と「歴史学」の違いを分かりやすく説明していきます。
「考古学」とは?
「考古学」とは古い遺跡や出土したものから人類の活動や古い時代のことを研究する学問です。
「考古学」は主にフィールドワークと呼ばれる活動によって研究する学問であり、遺跡調査や発掘を中心として活動するのが特徴です。
これらのフィールドワークは「考古学」の核となるものですが、これに合わせて文献の研究も行います。
日本には古代に存在していた古墳や貝塚などが多く存在しており、「考古学」はこれらの調査や発掘を通じて日本の歴史を明らかにします。
「歴史学」とは?
「歴史学」とは過去の資料を通じて歴史を研究する学問であり、歴史の様々な事実や関連事項を追求するのが特徴です。
「歴史学」は基本的に文献や歴史書、史料、文字を研究対象としており、論文を作り上げます。
このような性質から「歴史学」は座学での研究が中心となるのですが、対象となる史料や文献を探す時には自らの足で調査に向かうこともあります。
「歴史学」は古い時代から研究されていた学問であり、こちらは様々な歴史観や史学史を生み出してきました。
「考古学」と「歴史学」の違い
「考古学」とは遺跡の発掘や調査を中心に人類の歴史を調べる学問です。
「歴史学」とは文献や歴史書、史料を通じて歴史を調べる学問です。
前者はフィールドワークを中心に研究をするのが特徴です。
「考古学」の例文
・『恐竜が好きな息子は将来考古学者になりたいと言ってました』
・『考古学はフィールドワークすることから、意外に体力が必要です』
「歴史学」の例文
・『歴史学を調べると自分の知らない歴史観が見つかるのでとても楽しいです』
・『大学の歴史学はとても面白いので、毎回出席しています』
まとめ
「考古学」と「歴史学」はどちらも古い時代を研究する学問です。
前者はフィールドワークを中心に研究するのが特徴であり、後者は文献や歴史書、史料を中心に研究します。