この記事では、「大昔」と「太古」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大昔」とは?
「大昔」は「おおむかし」と読みます。
「大昔」は、「非常に遠い昔」という意味があります。
例えば、非常に遠い昔に、海を埋め立てて造られた土地を指すとき、「大昔、このあたりは海だった」という文章を作ることができます。
「太古」とは?
「太古」は「たいこ」と読みます。
「太古」は、「非常に遠い昔。
有史以前」という意味があります。
「有史(ゆうし)」とは、「歴史で、文字による記録のあること」という意味があります。
そのため、「有史以前」には、文字に残された記録がない時代を意味し、日本で言えば、縄文時代以前を意味すると考えることができます。
「太古の時代、地球は1つの大陸しかなかった」などという文章を作ることができます。
「大昔」と「太古」の違い
「大昔」と「太古」の違いを、分かりやすく解説します。
「大昔」は、「非常に遠い昔」という意味があります。
同じように「太古」にも、「非常に遠い昔。
有史以前」という意味があります。
どちらも、現在から比較すると、とても遠い昔を意味しますが、「大昔」という場合は、10年前や、20年前も含む言葉になります。
例えば、50代の人が、10台でバンドをしていたことを語る時、「大昔にバンドをしていたことがある」などという場合があるためです。
しかし「太古」という言葉を使う場合は、「有史以前」という意味があるため、基本的に、2000年以上昔を指す言葉と言えます。
このように、「大昔」は非常に遠い昔といっても、10年ほど前を指すことがある言葉なのに対して、「太古」は、文字が残された記録がないはるか昔を指す言葉だという違いがあります。
まとめ
「大昔」と「太古」の違いについて見てきました。
2つの言葉には「非常に遠い昔」という同じ意味がありますが、どれだけ昔を指す言葉かという部分に、大きな違いがありました。
自分史を語るようなときには「大昔」という言葉を使い、恐竜が反映していたような地球史を語るような場面では「太古」という言葉を使ってみてはいかがでしょうか。